競馬場のパドックの見方。パドック解説者の悪口(笑)。

【パドックの見方】その日の馬の調子を見抜くのに最も大事なのがパドック。一般の競馬ファンが馬の状態をジャッジ出来る唯一の場であるが・・・どうやって見たらいいの?馬体?毛艶?歩き方?踏み込み?落ち着き?入れ込み?発汗?・・・もっと簡単な見方はないのか?オススメなのは「トモの動き」を見ること。トモが滑らかでスムーズな馬を探せ!

 

パドックなんぞ見ても、

 

東京競馬場パドック

 

サッパリ分からん!

 

という方は多いと思う。

 

私も・・・

 

サッパリ分からん(笑)。

 

特に重賞ともなると・・・どの馬もよく見えてしまう。

 

そんで、テレビのパドック解説者は、

実は馬のことなどほとんど見ておらず・・・

人気馬や自分が印を打った馬を良く言うだけ!

 

というヤツが多い。

(本当に良く見えた馬を挙げる解説者もいるけど、少ない)

(特にBSイレブン競馬の永山、郡、藤本あたりは・・・)

 

大人しく見える馬は「落ち着いてていいですね」。

チャカついてるように見える馬は「気合が入ってますね」。

馬体が減ってる馬は「スッキリ見せてますね。いいと思います」。

 

そんなんでよかったら・・・

屁こきながらでも言えるわ!

 

モンモンスタンプ

 

おまえらプロなんだから、「前回との比較」とか「馬体の適正」とか「馬具が変わった」とか「今日のこの馬は危ない!」とか・・・そういう専門的な話をしてくれ!

 

まあ・・・パドック解説者といっても、

本当に相馬眼があるのかどうか非常に疑問である。

 

疑問といえば、私のコカンが今、

「いけないルナ先生」

に反応するのかどうかも疑問ではあるが、

 

いけないルナ先生2

 

もし、自力でルナ先生を・・・

パドックを見て馬の調子をジャッジ

出来るようになったらどうだろう?

 

というわけで、

今回はいけないルナ先生パドックについて考えてみたい。

 

まず基本的なことをお勉強だ。

 

時間がある方は、各動画もご覧頂きたい。

 

■競馬ブック「パドックの見方」

 

 

・逆光で見ない(順光で見る)

なるほど。

 

・毛艶を見る。

でも毛艶の良し悪しってさ、個体差があるよね?もともと毛艶のいい馬と悪い馬がいるしさ。毛艶が悪いから走らないってわけでもないし。光の加減で変わったりするし。

鹿毛馬の銭形(絶好調)

銭形ね。これは要チェックやな。

 

・牝馬の冬毛は気にしなくていい(牡馬は割引)。

牝馬の冬毛は気にしなくていい

でも、パドック解説者は「冬毛」ってだけで割引することが多いよなー。

 

・馬体を見る。

これは難しいわ。

馬の長距離型

馬の短距離型

馬のつなぎ

距離適性は体型だけじゃなく、心肺機能や筋肉の質によることも多いけん一概には言えん・・・が、一般論は知っておいた方がいいな。あと「つなぎ」も見れるようになるといいんだけど、どの馬も同じように見える(笑)

 

・歩様を見る。

馬の管

よく、パドック解説者が「踏み込みがいいですね」とか「外々を回って・・・」とか言ってるが、どこまで信用したらええもんやら。あいつら、人気馬だと「チャカチャカしてますが、まあ気合が乗っていいんじゃないでしょうか」とか適当な事言いやがるけんな。

 

・馬相を見る。

マジで?顔で分かるの?白目はダメなんだ。

 

・発汗を見る。

いい汗と悪い汗がある?白い汗はダメ?夏場に全然汗かいてないのもダメ?

 

・落ち着きを見る。

「落ち着き」と「元気がない」ってどうやって判断するんだよ?

 

・タテで見る。

これが一番大事だと思うな。いつもチャカついてる馬がチャカついてても問題ないわけで、いつも大人しい馬がチャカついてると問題なのである。逆に、いつもチャカついてる馬が大人しいのも問題アリってことだと思うぞ。好走時にどんな状態なのか・・・この点をパドック解説者は解説して欲しい。

 

次。その2。

 

 

・ハミ

これは勉強になったわ!

水ろくハミ

これが一般的なハミ。

 

枝ハミ

枝ハミ。左右にフラフラする馬をコントロールするためのハミ。なるほど・・・金具で頭を真っ直ぐさせるわけか。コレが一番制御力が強いらしい。

 

Dハミ

Dハミ。Dの形になってんな。口角に垂直に当たるので制御力がとても強い。反面、扱うのが難しい。

 

リングハミ

リングハミ。これって「リングハミに変えて・・・」とかよく聞くよな。あれ?水ろくハミとどう違うの?普通のハミ+輪っかハミ。この輪っかが舌を抑える効果があるわけか。下顎と口角の2箇所を制御する分、制御力が強くなるらしい。

 

・矯正馬具(ブリンカー、シャドーロールなど)

ブリンカー

 

シャドーロール

 

チークピーシズ

 

ホライゾネット

 

鼻革

 

リップチェーン

 

ビットガード

 

マウスネット

 

い、色いろあるんやなー。

(全然知らん馬具もあるがな。笑)

 

これらは気性に問題がある場合が多い。

 

次。

 

 

・尻尾のリボンは蹴りグセ

そ、そうだったのか。

 

・顔を見る(目、ハナ、エラ、耳)

なるほど・・・血走った目してる馬とか、耳が動きまくってる馬とかたまにいるなー。しかし、目なんて近くで見ないと分からんがな(笑)。

 

※以上、競馬ブック「パドックの見方」より

 

ま、パドックで見るべき点は沢山あるわけで、

 

我々素人が一瞬見ただけで分かるはずもナシ!

じゃあ、どうすればいいか?

 

シンプルに、

 

・歩く動きがスムーズかどうか?

 

これだけをチェック。

具体的には「トモが滑らかに動いている」かどうか?

 

馬トモ

 

どうせ、我々に「絶好調かどうか?」なんて分からんのである。

だったら「調子がいいのか?悪いのか?」だけでオッケー。

 

これを判断するのに「トモの動き」をチェックするのだ。理想的なのは、あまり上下動をせず、リズミカルで、速過ぎず、遅すぎず、滑らかなトモの動き。

 

これを踏まえた上で、

 

宝塚記念のパドックを見てみよう。

 

 

正直、どの馬も良く見えるんだが(笑)、

勝ったマリアライトのトモの動きはヒジョーにスムーズ。

宝塚記念の結果

 

続いて、2016年の安田記念のパドックを見てみよう。

 

 

もともとロゴタイプはパドックで良く見せるタイプではあるが、それにしてもトモの動きがとてもリズミカルで非常に滑らか。逆にリアルスティールのトモの動きは小刻みでコツコツした感じ(もともとパドックはこんな感じだけどそれにしても・・・)。もしかしたら見えない疲れがあったのかもしれんな。

安田記念2016の結果はこちら

 

もちろん、個体差があるので何とも言えん部分も多々あるが・・・

 

今後、パドックを見る時に、

 

「トモの動き」に注視してはいかがだろうか?

 

大穴馬券が取れるようになる!

 

かどうかは分からんが、

 

人気薄の激走馬(16番人気4着とか)

 

を見つけることが出来る・・・

 

かもしれない。

 

(パドックを見た後に、馬券を足してしまうことにもなる。笑)

 

今まで「なんとなく」パドックを見てた方も多いと思うが、

 

今後の参考になれば幸いである。