メインレースが得意な騎手と調教師の考察。

【メインレースが得意な騎手と調教師の考察】メインレース(11R)が得意な騎手と言えば・・・重賞ハンターのミルコ・デムーロが有名だが、その勝率・連対率・複勝率は?回収率はどうなの?最新のデータでは?調教師でメインが得意なのは?騎手×調教師では?ルメール・川田・戸崎・福永・武豊は?メインで穴を開ける騎手は?

 

「勝負強さ」

 

というのを数値で測るのは難しいが、

確かに「勝負強さ」は「騎手力」の一つである。

 

特に、メインレースで、

その「勝負強さ」をモリモリと発揮する騎手がいますな。

 

早速データを見てみよう。

 

※2019年6月現在の過去5年データ

 

■メインレースが得意な騎手(過去5年)

1位はダントツでミルコ・デムーロ。馬券率も高いのであるが、なんと言っても驚きなのは128%という単勝回収率。つまり、過去5年、メインレースでミルコの単勝を買い続けていればラクラク回収率100%オーバーだったのである!

ただし!サイヤ人であるミルコでも当然調子が良くなったり悪くなったりしますな。なんと・・・今年2019年のメインレースの成績は【4.5.3.31】。勝率9.3%、連対率20.9%、複勝率27.9%。単勝回収率は35%なのである。つまり・・・今年に限って言えば、ミルコのメイン単勝馬券はボロボロ。ま、これから巻き返してくるのかもしれんが・・・さて。

 

2位は、サイヤ人その2のルメール。平均オッズの所を見ると・・・ミルコ7.2倍に対して、ルメールは8.1倍・・・つまり、メインレースにおいては「ミルコの方が勝負強い」と思われてるんですな。実際その通りなのだが、ルメールも回収率99%の好成績。勝負強さという点ではミルコに次ぐ存在だと言える。

ただし・・・馬券率に関しては全体の成績より劣る。この男の複勝率は5割をゆうに超えるのだ(2019年現在の複勝率.550)。全体の馬券率より落ちるのに回収率が高い・・・これは「メインレースで、たまに穴馬を持ってくる」ということを意味する。

いや、嘘じゃないんすよベジータさん。記憶に新しいのは菊花賞のフィエールマンや安田記念のモズアスコット。あるいは2018年の有馬記念2着のクイーンズリング。「人気薄のルメールは要らない」という意見もあるかと思うが、「メイン人気薄のルメール」には要注意とも言えるのである。

 

3位は戸崎。なんとなくだが、メインレースではヤムチャなイメージがあったんだが(失礼)、実は結構な好成績。馬券率・回収率も高い水準であり、意外とメインレースでは信用出来る騎手。

 

4位は川田。この男もメインレースでの信用度高し。ちなみに、現時点の今年の成績はでムルメを差し置いて川田がダントツ確変中である。地球を救う孫悟飯になれるかもしれん。5位の武は頭で買いたいタイプで、6位の福永はヒモで買いたいタイプ。数年前は「メインで勝負強い騎手」といえば岩田であったが・・・私のナニと一緒で最近の衰えは隠せないか・・・。

以下、メインレースで穴を開ける騎手は・・・池添田辺津村秋山

 

せっかくなんで今年(2019年)のデータも挙げておくか。

 

今年要注意なのは川田北村友津村。浜中の単勝回収率が突き抜けてるのはダービーのロジャーバローズのせいだろう(笑)。戸崎が勝負弱いと感じるのは今年の成績のせいかな?超サイヤ人レーンはいつまでいるんだよ・・・え?夏になったら超サイヤ人モレイラが来るんじゃないかって?そういや毎年そうだな・・・。

 

次は「メインレースに強い調教師」も見てみようか。

 

■メインレースが得意な厩舎

メインレースはそのほとんどがオープン競争であり、その多くが重賞。当然のようにリーディング上位の厩舎がズラリと列んでいるわけだが、馬券率や回収率にバラツキがあって面白いね。

抜群の成績を誇るのは、池江厩舎・友道厩舎・庄野厩舎。池江・友道は超有名過ぎて人気になってしまうが、庄野厩舎は比較的認知度が低く絶好の狙い目厩舎である。藤沢厩舎もさすがの成績であるが、イメージより落ちる印象ではなかろうか?もっと勝ってるかと思ってたけどなあ。これは厩舎や国枝厩舎にも同じことが言える。

で、イマイチなのが矢作厩舎!リーディング上位常連の厩舎であるが、メインレースでの成績は他の上位厩舎に比べかなり落ちる。逆に勝負強いのが角居厩舎。当然のように人気になりやすい厩舎であるが、それでも単勝回収率126%はスゴイとしか言いようがない。

あと注意したいのは、高橋義厩舎・中内田厩舎。特に中内田厩舎はまだ開業6年目だが、飛ぶ鳥を落とす勢いで成績を伸ばし、現時点で2019年の調教師リーディング2位につけているゾ。

 

おまけ。騎手×調教師のケース。

 

■メインレースに強い騎手×調教師の組み合わせ

ゴールデンタッグの「ルメール×藤沢」が1位。絶対的に人気になってしまう組み合わせだが、それでも単勝回収率138%。データ上では問答無用で頭で買うのが正解だ(買わないけど)。あと・・・「川田×池江」「川田×中内田」は頻度も高く、最も注意すべき組み合わせ。「戸崎×藤原英」も有名なホットラインだよね。

面白いのが「横典×菊沢」。これまた有名な義兄弟タッグだが、実はイマイチな成績。というか・・・ファンが「これは勝負鞍か?」と勘違いするケースが多いのではなかろうか(笑)。逆に「池添×池添」の親子タッグは買い。なぜかこちらはあまり人気にならない。

と、こんな感じで見ていくと面白いね。ちなみに騎乗数が少ないと・・・「特定の馬」の成績である可能性が高いので注意。例えば「ルメール×国枝」は複勝率75%と、とんでもない数字になっているが殆どがアーモンドアイの成績である。

 

というわけで、

 

サイヤ人を倒すためのデータを出そうと思ったんだが、

やっぱりメインはサイヤ人が強いというデータ。

 

さらに・・・最近は続々と新しいサイヤ人が来やがるからなあ。

地球人騎手にも頑張って欲しいわ。

 

参考まで。

 

 

【浅次郎のひとりごと】

タンカー攻撃、イラン関与の「映像と写真」 CNN報道

キナ臭いなー・・・