騎手リーディング2020!芝・ダート!馬券率・回収率は?

【騎手リーディング2020】2020年の騎手リーディングはどうだった?勝鞍の数、勝率・連対率・複勝率も大事だが、馬券的に大事なのは儲かるかどうか?つまり回収率(単勝適正回収値)!芝・ダート別での各騎手の回収率は?儲かる騎手は?2021年の狙い目は「芝の福永」「ローカル王吉田隼人」「最終兵器横山武史」「ダートの藤岡佑介」。

 

今日は、

 

「あざとい絶対領域」の話をしようと思う。

 

 

あざとくて何が悪い!

 

・・・じゃなかった(笑)、

 

今日は騎手リーディング2020の話をしようと思う。

 

■騎手リーディング2020

※netkeibaより抜粋

 

1位はルメールの204勝。重賞勝利が17、勝率が.261、連対率が.437、複勝率が.545と素晴らしい成績で4年連続リーディング獲得。ケチのつけようのない成績である。数字的には昨年の164勝から大幅に勝鞍を伸ばしており、各数字もハイアベレージ。とにかくルメールが乗れば2回に1回以上は馬券になるので・・・あざといとは思っても馬券には入れておいた方がいいだろう。私のように斬ってばかりいると痛い目に遭うぞ(笑)

で・・・凄かったのが2位の川田!勝鞍が164勝ということでリーディング争いではルメールに大差を付けられた格好なんだが、実情はちょっと違う。なんせ・・・勝率.281、連対率.468、複勝率.572・・・そのいずれも、ルメールを大きく上回っているのだ!これはどういうことかと言うと、単純にルメールの方が騎乗数が多かったという話である。それぞれの騎乗数を見ると・・・ルメール:781、川田:594。川田の方が187鞍も少ないわけだが、この理由は・・・謎だ。川田(のエージェント)が意図的に騎乗数を絞っているという説、勝負になる馬にしか乗らないという説もあるが、川田自身に問題があるという説もある。特に関東圏に行った時の川田の騎乗数は少ない事が多いし、関東の有名有力厩舎の馬に跨ることも少ないように思う。以前、アンカツから「まだ若いのになんで騎乗数絞ってるの?」と聞かれた時の川田の答えが、

「よく言われるけど、本当に騎乗数絞るとかしてないです。依頼が少ないんです。嫌われてるのかな」

というものであった。川田が嫌われてるのかどうかは分からんが・・・実際川田は約6割の確率で3着以内に来るのである。もう川田は絶対領域を持つ外人カワーダとして扱うべし。

3位は福永。昨年の107勝から大幅に数字を伸ばし134勝。一昔前ならこの数字でも十分リーディング取れるんだけどね。勝率.192、連対率.322、複勝率.444いずれも昨年より上昇してるんだが、これはもしかしたら「2020年は短期免許の外人騎手が居なかった」のと関係してるかもしれんね。まあしかしコントレイルで三冠を制し、重賞も勝ちまくり、もっとも充実した1年だったのは間違いあるまい。

そして2020年に最も昇龍拳だった騎手といえば松山だろう。デアリングタクトで牝馬三冠を達成。127勝を挙げて4位となった。ここ5年のリーディングの順位を並べると・・・23位→15位→8位→7位→4位。重賞は毎年2勝前後であったのだが2020年は9勝。一気にトップジョッキーの仲間入りをしたと言っていいだろう。ただ、勝率は.138、連対率は.232、複勝率は.332。トップ5の中では一段落ちる馬券率となっており、まだそこまで信頼度が高い騎手ではない・・・にもかかわらず、最近はちょっと過剰人気気味になっているところがあり、穴党にとっては買いにくい騎手になった感あり。

5位は武豊。2019年に復活の111勝を挙げて3位となっていたのだが、2020年も115勝を挙げて5位とさすがのレジェンドっぷり。勝率.172、連対率.327、複勝率.417は福永に迫る成績となっており、年齢を感じさせない凄みを感じるね。しかし今年で52歳・・・新年早々腰痛で騎乗を休んだりしたわけだが、今年も頑張って欲しいね。

そして・・・関東で大躍進したのが横山武!94勝を挙げて関東リーディングを獲得。全体でも6位の好成績となった。まあ、それだけ関東のジョッキーが不甲斐ないというか・・・関西のジョッキーが強いわけだが(関東は戸崎の怪我の影響もあった)、それにしてもデビュー4年目で94勝は素晴らしいよね。ローカルでは函館リーディングも獲得。重賞もウインマリリンで初勝利を挙げたわけだが、今後は名馬との出会いが鍵となりそうだねー。

7位はローカルハンターとなっている吉田隼。今まで50勝前後。順位は15位前後というのが定位置だったんだが、2020年は躍進の91勝。トップ10入りも初の快挙となった。関西で調教つけたり、色々と工夫しているみたいだが、とにかくローカルで勝ちまくっているんだよね。馬の質もかなり高い感じでローカルでの吉田隼人はほんと要注意である。2021年はソダシとのコンビが楽しみだねー。

8位は三浦。2019年は102勝を挙げて怪我からの復活をアピールしたが、2020年は78勝止まり。戸崎が怪我で戦列を離れていたからね。2020年の関東リーディングはこの男だと思ってたのだが・・・。重賞も1つしか勝てずにちょっと納得の行かない1年だったのではなかろうか。

9位は・・・なんとデビュー2年目の岩田望!76勝を挙げてトップ10に食い込んで来た!この男の狙い目もローカル。特に新潟と中京に強く、2020年は新潟で19勝、中京で24勝を挙げていずれもリーディング獲得。ん?左回りが得意なのかな?左曲がりのダンディー望来と覚えておくといつか役に立つかもしれない。

10位は田辺。74勝を挙げて悪くない成績であったが、ワンチンコ足りない成績だったとも言える1年だったか?最近は人気的に落ちてる感があり、穴党としは買いやすくなっていると思う。この男は小穴~中穴で注意だ。

で、関東移籍が話題になったミルコだが(結局関西所属のまま)、2020年は65勝で12位という結果。2019年が大きく勝ち星を減らした91勝の7位だったわけだが、そこからさらに落ちたわけだ。馬質もダダ下がりで、馬券率も勝率.120、連対率.212、複勝率.314まで落ちた。全盛期は複勝率5割を超えてたんだけどね。一応ラッキーライラックとラウダシオンでGⅠを勝ったが・・・以前の威光はかなり衰えている。ただ・・・だからこそ穴党にとっては狙い目?最近は過剰人気どころか意味不明の人気薄になることもあるからねえ。

 

以下気になるジョッキーは各自チェックしておくべし。

 

さて、

 

リーディングの結果を見ていると、

 

「今年もルメールか・・・」

 

と思ってしまうわけだが、

 

それはチャイナドレスであなたを延長地獄に誘い込む罠。

 

 

スリットから、

パンツは見えないのである。

 

じゃなかった(笑)、

 

勝鞍や勝率からは事実は見えないのである。

 

別の角度から見てみよう。

 

■芝の騎手リーディング2020

これは「芝」のレースに限った2020リーディング。勝率・連対率・複勝率に加え・・・回収率をチェックするべし。そう、勝鞍や勝率ではなく「儲かるかどうか」で見てみるのが大事。こうやって見ると・・・

「ルメールは全く儲からん騎手」

であることが分かるだろう。なんせ単勝回収率が66%しかない。この男から買っても全く儲からんのだ。何故かと言えば超・過剰人気になってしまうから。スリット入り、胸元が開いたチャイナドレスを着ている美人キャバ嬢みたいなものである。ただ、54%の確率で馬券にはなるからね。ヒモとして押さえるのは必要だろう。しかし頭で買っても・・・的中はするかもしれんが全く儲からないのだ。

ルメールに比べると川田の回収率はかなり高い(単勝の払戻率は80%。つまり80%を超えたら高いと言っていい。100%を超えることはマレなのだ)。ルメールと同様過剰人気になってしまうわけだが、安定感では川田の方がかなり上だ。

 

そして・・・芝のレースで必ず馬券に入れておきたい騎手がいる。

そう。デカマラ福永だ!この男の全体の複勝率は.444。しかし芝に限ると.506まで跳ね上がるのだ!ちなみにダートになると逆に.356まで落ちる。つまり・・・2020年の福永は圧倒的に芝の成績が良かったわけ。もちろんこの男も過剰人気になってしまうわけだが、それでも単勝回収率は110%!単勝適正回収値も高いので・・・もう超優秀と言わざるを得ない(※単勝適正回収値とは・・・例えば、単勝2倍なら5,000円、単勝10倍なら1000円、単勝100倍なら100円という風に買った場合の回収率。通常の回収率は全て100円で買った場合の回収率)。

というわけで、芝のレースでは・・・福永は必ず馬券に入れておくようにしたい(すでに今年痛い目に遭った。笑)。

 

それから、この男も買いだ!

横山家のリーサルウェポン武史!芝での成績は全体よりちょいと上がる程度であるが、なんと言っても凄いのが回収率の131%(単勝適正回収値は103%)!何故こうなったかといえば、単に人気になりにくいからである。横山典の三男であるからして(長兄は和生)、ある程度の知名度はあるが、今年がデビュー5年目。多くの競馬ファンは「かなり乗れてる若手」程度の認識しかなく、あまり人気にならないのである。実際、関東では戸崎や三浦の方が人気になることが多いよね。2021年はどうなるか分からんが・・・とにかく想像以上に要注意の若手ジョッキーだ。

 

そして・・・2021年はべったり握りしめたい騎手がいる。

ローカル王・吉田隼人だ。2020年は大躍進したことは上でも述べたが・・・その狙い所は芝。全体の勝率は.086なのだが、これが芝になると.129に跳ね上がる。馬券率で言えば松山キュンやミルコと同レベル。そして回収率は109%(単勝適正回収値は96%)と超優秀。馬質も上がってるし、結果も出してるのだが・・・世間がまだ「吉田隼人は中堅所」としか認識していないのだ。今年の関東リーディングの本命は戸崎、対抗に田辺、単穴に武史だと思っているが・・・穴はこの男かもしれない。

 

以下、中位以下では、団野・幸あたりも要注意だが、

大穴メーカーとして挙げたいのがマイネル柴田大知。確かに馬券率は低い。しかし平均人気8.4・・・と全く人気にならないので回収率が131%(単勝適正回収値は105%)とバカ高いのである。マイネル軍団の主戦ジョッキーであるが、この男の芝の大穴一発には常に警戒が必要だ。

 

次、ダート見てみよう。

 

■ダートの騎手リーディング2020

ダートの騎手リーディング。ルメールは芝とダートの成績があまり変わらないのだが・・・回収率で言えばダートの方がいい。川田はダートでも堅実。松山は若干ダートの方が成績いいね。武は2019年はダートの成績の方が良かったのだが2020年は同じくらい。三浦は圧倒的にダートの方が成績いいね。というか芝の成績が悪すぎるのか?これは覚えておいた方がいいかも。そして福永は逆。芝の成績が圧倒的に良くてダートは落ちる。これも覚えておいて損なし。

・・・と上位はサラッと見てきたが、ダートでも横山武史、吉田隼人は要注意だねー。横山典もダートではまだまだ上位の力ある(芝は結構落ちる)。

 

で、ダートで注意したいのが、

ハゲニイ藤岡佑介。馬券率は松山や福永と匹敵する数字!しかしあまり人気にならない上に穴を開けまくったため・・・単勝回収率は129%(単勝適正回収値は107%)と大穴党狙い目の騎手と化しているのだ!この男も絶好調だった2018年から比べると毛が薄くなって来ており・・・じゃなかった影が薄くなって来ており(実際は成績落ちてないんだけど)、植毛していても頭で狙いたい。

 

それから、この男にも注意!

イケメン浜中。2020年は怪我の影響で出遅れたのもあり・・・TOTALでは38勝。リーディングも30位まで落としたんだよね。2012年にはリーディングジョッキーに輝き、TOP10の常連だったのも今は昔の話。ここ5年では11位→16位→17位→24位と急降下。原因が何なのか私には分からんのだが、ダートでの成績はトップジョッキーに劣るものではない。何より最近はあまり人気にならないので回収率が急騰しているのである。というわけでダートでの浜中は3割増しくらいに考えて狙ってみたい。

 

というわけで、

 

スカートの中身も角度を変えれば見えるのと同じように(ダメヨ)、

データも角度を変えると見えるものが変わって来ますな。

 

それからこのデータはあくまで2020年のものであり、

2021でも通用するのかは分からん。

(例えば幸は2019年ダートで穴を開けまくったが、2020年は芝で穴を開けまくった)

 

しかし馬券の参考にはなると思うんでね。

各自メモを取るなり、

このブログをブックマークしておくなりしておいてくれると嬉しい。

 

あざとい絶対領域にも負けず、

色っぽいチャイナドレスにも負けず、

我が穴の道を力強く歩いて逝く。

そんな男に私はなりたい。

 

なお、モッコリ万馬券倶楽部では、

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