朝日杯FS2019レース回顧!2020年のダービーはサリオス?

【朝日杯FS2019レース回顧】阪神芝1600mで行われた2歳GⅠ朝日杯フューチュリティステークス!勝ったのは1番人気のサリオス!圧倒的な強さを見せて2着以下を一蹴!これで2020年のダービー候補筆頭か?離された2着にタイセイビジョン、3着には大外から追い込んできたグランレイ!人気の一角レッドベルジュールの敗因は何だった?

 

サリオス強し!

圧勝で朝日杯制す!

 

 

いやあ・・・サリオス強かったねえ。

 

先行勢全滅の中で好位から突き放す競馬。

 

この競馬が出来るのであれば、

皐月賞はもちろん前残りのダービーでも全然問題なしだろう。

ハーツクライ産駒でこれからもっと良くなるだろうし、

もちろん距離が伸びて良さそうだしねえ。

 

こりゃホープフルS組との対決が楽しみだ!

(あの馬が勝った場合、最優秀2歳牡馬はどうするんだ???)

 

簡単に回顧しよう。

 

■朝日杯FS2019結果

netkeibaより抜粋

 

タガノビューティーは直前まで狙ってた馬だからそう驚きはしなかったが(来たら痛恨であったが。笑)・・・グランレイの激走にはビックリしたねー。展開が向いたとはいえ・・・この鬼脚にはビックリ。次は人気になるだろうねえ。

 

ちなみに・・・「浅次郎さんの予想は今回堅めだったなあ・・・」と思った方が大勢いると思うんだが、サリオスはJRA-VANやnetkeibaやUMATOKUで登録している我がPOG馬であり、

 

 

ビアンフェはモッコリ万馬券倶楽部で主催しているモッコリPOGの指名馬なんだよね。

モッコリPOGは「非社台」縛りで牡牝1頭ずつ。

 

もちろん、「サリオスが飛ぶ可能性は限りなく低い」という判断の元だったわけだが、馬券の軸にして応援したかったのも事実。結果外れたけど(笑)。しかしまあ、強い馬が強い競馬で勝つところを見るのもまた競馬の醍醐味。まだ口にするのは早いが、「3冠」なんて言葉も思い浮かぶ馬だと思う。今後・・・サリオスを◎にすることがあるかもしれんが・・・例外扱いとさせて頂く。

 

■朝日杯FS2019映像

 

■朝日杯FS2019レース回顧

内のビアンフェが好スタート!軽く押した程度ですんなりハナ。レッドベルジュール、グランレイが出遅れと言えない程度のチョビ遅れ。

 

予想通り行ったのはビアンフェ。ペールエール、トリプルエースが続き、サリオスがその後ろ。サリオスは積極的に好位を取りに行ったように見えたが、ムーアのコメントによると「馬が自分から進んで好位に行った」んだそうな。外からメイショウチタンが押して押して前へ。そういえば、メイショウチタンはパドックでバックドロップをしたんだそうな(松山落馬)・・・よく出走出来たな・・・。

 

ペールエールが控え、ウイングレイテストは好位の真ん中、外にエグレムニ。ちょっと開いてラウダシオン、マイネルグリット、ポジションを下げてインにジュンライトボルト。外にプリンスリターン。

 

中団の後ろにタイセイビジョン、レッドベルジュール。離れてタガノビューティー。ココから飛んできたんだよ・・・スゴイね。

 

さらに離れて・・・ここにグランレイ。ひええ。こっから飛んできたんだ・・・。最後方にカリニート。

 

ラップタイムは・・・

 

 

前半の3Fが33.8。

ペース緩まず1000mが57.2!

 

前傾ラップの消耗戦になりやすい中山マイルならいざ知らず、

阪神マイルはスローの瞬発力戦がデフォルトのコース。

 

確かに今開催の阪神はレコード連発の高速馬場。

前残りが頻発しているとはいえ・・・

1000m通過は先週の阪神JFより0.3秒速いペースである。

 

世間でも言われている通り、

これは超が付くハイペースだったと思われる。

 

実際、前半3F33.8で、後半3Fは35.8。

前に行った馬はサリオス以外全滅。

 

ラストの1Fは12.4掛かってるのを見ても、

後方待機の馬が最後なだれ込んで来たのを見ても、

かなりタフなレースだったのが分かる。

 

続きを見てみよう。

 

手応え抜群に見えるビアンフェ。トリプルエースはもう苦しい。サリオスは外に出して直前に備える。そしてコーナーを回りながらタイセイビジョンが仕掛ける!ちょっと早漏気味じゃね???連れて大外にタガノビューティー!レッドベルジュールは外に行かずインを狙ってるような感じ。

 

残り400m!ハゲ兄がビアンフェを追い出し、後続を引き離しに掛かる!そこに猛然と襲いかかるサリオス!外からは抜群の手応えでタイセイビジョンとタガノビューティー!レッドベルジュールは馬群に突っ込むが・・・伸びない!

 

残り300m!ここでビアンフェの脚が鈍り、サリオスが先頭に立ったが・・・すぐ後ろにタイセイビジョン!武豊はこの地点で「前は潰れる!」「勝った!」と思ったんだそうな。そう・・・誰しもがタイセイビジョンと伏兵タガノビューティーがサリオスを飲み込むと思ったことだろう。この時、タガノビューティーの単勝100円でも買っとけば良かったァァァ!と密かに思ったのは秘密だ(笑)。

 

だけんどもしかし!

 

差は縮まりそうで縮まらない!ムーアがサリオスを追い出したのは残り400mの地点からであったが・・・瞬時にギアが入る感じではなく・・・徐々に加速していく感じ。そしてココからが真骨頂!逆に突き放しに掛かるのである。

 

残り100m!ムーアの激の応え、ぐんぐん伸びるサリオス(ように見える。実際は他馬がバテている)。内のビアンフェはココまで。タイセイビジョン、タガノビューティーもこれ以上伸びない。両馬ともにさすがに仕掛けが早かったか?いや、勝ちに行っての騎乗だからしょうがないわな。そして、ただ、ただ愚直にラストチンコに賭けたグランレイが外から伸びてくる!勝ち馬はこの地点で確定したが2~3着争いが激しい!

 

残り50m!突き抜けるサリオス!そしてバテた馬たちにグランレイが襲いかかる!

 

サリオス圧勝。

 

タイムは1:33.0。朝日杯FSレコード。

サリオスの上がりは35.4。

 

前半が2秒近く速い超ハイペースの持久力戦。

これを好位から正攻法でブッちぎったのだから文句の付けようがない。

 

サリオス、強し!

 

 

 

 

 

勝ったサリオスはノーザンF生産のハーツクライ産駒。堀厩舎所属でシルクレーシングの持ち馬である。姉にサラキア、サロミアがいる良血であるが、姉たちは父がディープインパクトで小柄なタイプ。しかしこの馬は父がハーツクライに変わり馬体重は538kg。まだ2歳だからなあ・・・そもそもハーツクライ産駒は2歳戦に弱く、3歳~4歳になって強くなる晩成タイプが多い。古馬になってから活躍する馬も多いしね。この馬もこれからまだ成長するかと思うと末恐ろしいね。

なぜ、ホープフルSではなく、ココに使ったかと言えば「シルクの使い分け」とのこと。距離は2000mでも2400mでも全然問題ないだろう。先行出来る脚があって折り合いに問題なく、持久力勝負にも瞬発力勝負にも対応可能。エンジンの掛かりが遅いところが弱点と言えば弱点だが、後ろから馬が来るともう一回伸びる勝負根性も備えてるからねー。現時点でほぼパーフェクトと言っていい競走馬である。堀師は「徐々に距離を伸ばす」的なことを言ってるみたいだから・・・次は共同通信杯かな?順調に行って・・・

3冠目指して欲しい!菊花賞もちゃんと出てね!

2着のタイセイビジョンは中団後方から早めに進出。勝ちに行く競馬をしたが、サリオスを捉えきれず・・・逆に突き放されて2着。結果論で言うと、仕掛けが早過ぎたと思う。最後はもうバテて伸びなかったからね。グランレイのタイミングで仕掛けていたら・・・もうちょっと際どい勝負が出来たかもしれない(サリオスとて最後はバテている)。しかし、これはまさに結果論であり、サリオスがビアンフェとともに止まっていればナイス騎乗!と今頃競馬メディアに絶賛されていただろう。最後は2着を死守したあたり能力は高い。ただ、距離的にはマイルが限界か?

3着のグランレイは未勝利を勝ったばかりで、オープン実績どころか1勝クラス実績もなし。その未勝利戦もタイム的に目立つものではなかったし、血統的に良血というわけでもないし、注目度も低い日高産の馬である。道中は離れた後方を追走していたが、コーナーをインベタで回り、直線に向いてから大外へ!末脚だけに賭ける乾坤一擲の競馬で3着に突っ込んできた。展開に恵まれたのは確かであるが、こういう持久力戦に滅法強いタイプだね。今後のレース選択が肝になりそう。

そして、4着のタガノビューティーもやっぱり芝でやれる馬だったねー。タイセイビジョンと同じく、真っ向勝負で早めに仕掛けたが最後はバテてしまった。それでもココで上位の末脚能力を使えたのは収穫大。今後は芝路線でいいんじゃないの?シンザン記念とかどう?

5着プリンスリターンは中団に居たんだが、4コーナー及び直線入り口で前が詰まったのが幸い?最後はグランレイと併せる形になって伸びてきた。この馬も全く人気なかったが、ハイペースの持久力戦はかなり向いているね。ベストは1400mって気がする。

人気の一角だったレッドベルジュール敗因は何だったのだろうか?4コーナーでは外を回さずに馬群に突っ込む選択をしたわけだが、その前にかなり手応え怪しそうだったからねえ・・・。直線前が開いてからも全然伸びなかったし・・・考えられるのは「ハイペースで脚が溜まらなかった」ということだと思う。要はスローが得意な瞬発力タイプってこと。にしても負けすぎ感があるから、他に原因があるのかもしれんけどね。まあ、流れが向かなかったのは確かだと思う。

私が本命に推したビアンフェはいい競馬をしたと思う。想定より速いペースになってしまったが、ビアンフェ的には気分良く行ってたと思うし、あそこでスピードを緩めて溜める・・・という選択より、行くだけ行って後は粘れるかどうか?って方がスッキリするしね。まあ、今回の結果からもこの馬は1200~1400の馬なんだろうね(マイルまでは大丈夫だと思ったが・・・苦)。今後は短距離路線に行って欲しい。

 

以上回顧おわり。

 

来週は有馬記念やね。

 

すでにデータ分析はアップしてるんで、見ておいてくれ!

有馬記念2019データ分析

 

さて・・・アーモンドアイ、どうすっかなー。

 

 

【浅次郎のひとりごと】

ホープフルSも楽しみではあるが、やっぱり2歳牡馬統一頂上決戦が見たいよなー。

 

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