阪神JF2015データ分析!枠、脚質の有利不利は?

【阪神JF2015データ分析】阪神芝1600mで行われる牝馬2歳女王決定戦。桜花賞が行われる舞台であり、今まで多くの名牝を生み出してきた。過去データを元にこのレースを紐解いて行きたいと思う。毎度だが、枠順データと脚質データのみ。注目はデンコウアンジュ、アットザシーサイド。穴馬にクロコスミア、ウインファビラス。

 

過去の阪神JFの勝ち馬を改めて見ると、

 

名牝ズラリである。

 

阪神JF過去20年勝ち馬

 

さて、今年のメンバーの中に

未来の女傑がいるのかどうか。

 

それはわからんが、

とりあえず過去10年のデータを洗ってみたいと思う。

 

■阪神JF2015登録馬

阪神JF2015予想オッズ

netkeibaより抜粋

 

管理人が重視する過去データは二つ。

 

・枠順データ

・脚質データ

 

人気だの前走着順だのデビュー戦の着順だの前走距離だの・・・は一切無視。そんなもんは今年の馬に当てはまるかどうか分からんし、そもそも「デビュー戦勝ちで前走着順が1着で距離実績があって・・・」なんて馬は人気になって当たり前。好成績なのも当たり前である。私が知りたいのは・・・

 

人気薄で好走する馬!

 

コレである(笑)。

 

まあ、基本的なデータが知りたい方はJRAのデータ分析を見るよろし。

 

■阪神芝1600m外回り

阪神コース立体図

チューリップ賞、桜花賞の舞台である阪神マイル。多くの牝馬が一番に目指すところがココだ。スタートは向こう正面。3コーナーまでは約440mのほぼ平坦。なのでペースは速くなりそうなもんだが、実際はスローになることが多い。外回りで直線が長いので、先行馬は余力を持って直線に向きたいし、差し馬は直線だけで届くと考えてしまうのだ。前半3Fは35~36秒程度。後半3Fは34~35秒前後の後傾ラップの瞬発力戦だ!

ただし、阪神JFは速い逃げ馬がいると(1200~1400ベストの馬が結構出てくるので速くなることがある)、厳しいハイペースになることもあるので・・・強力な逃げ・先行馬がいるかどうかはよくチェックしておいた方がいい。馬場レベルは開催によるが・・・基本的には重くてパワーが必要。京都とは真逆のベクトルになることも多いため・・・血統面も注意しておきたい。

 

さて、過去10年の枠順成績を見てみよう。

 

■阪神JF枠順データ
過去10年馬券になった馬の馬番(1着→2着→3着)

2014年 16→11→4
2013年 8→10→6
2012年 1→7→10
2011年 13→11→18
2010年 11→4→18
2009年 18→6→15
2008年 13→2→9
2007年 15→9→10
2006年 2→9→3
2005年 12→5→16

まず、目立つのが外枠の強さ!勝ち馬だけ見ると10頭中7頭が二桁馬番。全体的に見てもオレンジ帽が4回、ピンク帽が5回馬券になっており、逆に白帽が3回、黒帽が3回。これを見る限り、比較的外枠有利内枠不利と言えるだろう。ワンターンの外回り戦なので・・・距離損よりゴチャつく危険性の方が高いということだろうか。気持よく外を回した馬が勝ち切っているのだと思う。

 

結論。

・外枠有利。

・内枠はイマイチ。

 

次、脚質データ。

 

■阪神JF脚質データ
過去10年で馬券になった馬の4コーナー順位(1着→2着→3着)

2014年 12108
2013年 814→5
2012年 8→2→16
2011年 10→4→3
2010年 119→4
2009年 10712
2008年 16→6→17
2007年 8158
2006年 6→3→1(ウオッカ)
2005年 9712

ウオ・・・ッカ。これは極端なデータになった。ま、大体そんな感じになるとは思ってたが・・・それにしても極端である。勝ち馬に関しては4角8番手より後ろが必須条件(例外は2006年のウオッカのみ)。圧倒的に・・・

 

差し有利。

 

である。大雑把に1~6番手、7~12番手13~18番手で色分けしてみると分かりやすい。

1~6番手:9頭
7~12番手:16頭
13~18番手:5頭

もう圧倒的に中団からの差し馬が強いのである。パターンとしては、

差し→差し
差し→先行
差し→追い込み

この3パターンでOK。逃げ馬はほぼ無視していいレベルである。

 

結論。

・差し馬がラピュタ。

・逃げ馬はのび太。

 

もちろん、これは単なる過去データである。今年もこれが当てはまるとは限らん。しかし阪神1600mというコース形態からして・・・スローになろうがハイペースになろうが、基本的に差し馬有利ってことだ。ま、スローなら瞬発力型の差し馬。厳しい流れになれば持久力型の差し馬・・・って所に注意しておくといいだろう。

 

というわけで・・・

 

浅次郎のデータ分析によると、メジャーエンブレムキャンディバローズブランボヌールメジェルダあたりは前々で競馬してるだけに・・・危険な人気馬になる可能性があるな。逆に、デンコウアンジュアットザシーサイドあたりは是非人気薄になって貰いたい感じ(笑)。

 

ただ、差し馬有利なんてデータはちょっと調べれば誰でもわかる話であるからして・・・だからこそ逃げ・先行馬が美味しい穴馬になることだってある。

 

現時点で面白そうな穴馬を挙げておこう。

 

札幌2歳S3着、アルテミスS3着のクロコスミア。前走の赤松賞はスピードの違いで前に行ったが、両レースともに中団から差して僅差。阪神マイルがとても合いそう感じ。それから、おそらく爆穴となるだろうウインファビラス。新潟2歳Sで千切られたのは世代ナンバーワンという声も聞こえるロードクエスト。前走は休み明けの一戦で度外視してしまえば・・・怖い一頭だぞ。

 

さて、楽しみであるな!

 

クロコスミア画像3

 

【浅次郎のひとりごと】

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